阿寺断層系地震
断層一口メモ

阿寺断層は、中津川市神坂(かみさか)付近から、坂下町,福岡町,付知町,加子母村,下呂町を経て、 萩原町北部の山之口付近へ至る全長約 80kmにも及ぶ長大な断層です。 全体として北西-南東方向に延び、水平左ずれ断層として特徴づけられ、 断層の中心部にあたる加子母村付近では幅 2kmほどの断層帯を形成し、その中に複数の断層が並走しています。
下呂町付近から北では、萩原町方面へ向かう断層群と馬瀬村方面へ向かう断層群に枝分かれしますが、 いずれも水平左ずれ断層の要素が薄まり、垂直ずれ断層の要素が強くなります。

項目 記事
断層帯を構成する断層
北部 萩原断層
南部 湯ヶ峰断層、小和知(おわつ)断層、阿寺断層、城ヶ根山断層、小川断層、 柿坂断層、西上田断層、下呂断層、下呂西断層、宮地断層、野久保断層
地表における断層帯の位置・形状 断層帯の位置
北部 (北端) 北緯 36°00′東経 137°11′
(南端)北緯 35°51′東経 137°13′
南部 (北西端) 北緯 35°52′東経 137°06′
(南東端) 北緯 35°30′東経 137°36′
長さ (全体)約 77km
(北部)約 17km
(南部)約 60km
上端の深さ 0km
(北部) 15km程度
(南部) 15km程度
断層のずれの向きと種類
北部 左横ずれ断層(東側隆起成分を伴う)
南部 左横ずれ断層(北東側隆起成分を伴う)
平均的なずれの速度
北部 不明
南部 約 2-4m/千年(左横ずれ成分)
最近の活動時期
北部 約 3千 4百年前以後、約 3千年前以前
南部 1586年(天正 13年)天正地震
(地形地質調査では 15世紀以後、 17世紀以前)



参考文献 岐阜の地学・よもやま話


「地震調査研究推進本部地震調査委員会(2004)、阿寺断層帯の長期評価について」、 「阿寺断層帯の位置と主な調査地点」を基に作成

TOP