株式会社ダイム技術サービス

ダイムのSDGsへの取り組み

株式会社ダイム技術サービスはSDGsに取り組んでいます

当社は社会貢献を通じて、よりよい未来を創造することを目標として、中国内モンゴル自治区の砂漠化防止のための植林に取り組む日中友好団体「華豊之友」(2004年設立)環境保護団の事業を支援しています。
毎年、中国青海省出身の副社長を中心に上記活動にボランティアとして参加しています。この植林活動は、以下のSDGs目標達成に貢献しています。

目標13:気候変動に具体的な対策を
植林は、CO2吸収を通じて地球温暖化防止に貢献します。

目標15:陸の豊かさも守ろう
砂漠化防止は、生物多様性の保全や土壌劣化の防止に繋がります。
目標15の詳しいターゲットは、日本ユニセフ協会(SDGs CLUB)の該当ページをご覧ください。

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
植林活動は、日中両国の人々の協力によって実現されています。

砂漠緑化のための中国内モンゴルでの植林事業

植林活動のきっかけ

中国大陸内陸部の乾燥・半乾燥地域で発生した土壌や鉱物粒子は、特に、春から夏にかけて、偏西風に乗って日本に飛来し、洗濯物への被害や、交通への影響、健康被害への懸念も度々ニュースで取り上げられるようになりました。
黄砂の被害を食い止めるために、副社長が参加する華豊之友環境保護団は、2013年から毎年、中国内モンゴル自治区シリンホトの渾善達克沙地(ホンシャンダークゥー砂地)で植林活動を行っています。

黄砂の原因

黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。
黄砂は、風によって待機中に巻き上げられ、発生源周辺の農業や生活に重大な被害を及ぼすだけでなく、黄砂粒子を核とした雲が発生、降水過程を通して地球全体の気候に影響を及ぼしています。
黄砂現象は従来、自然現象であると理解されてきました。しかし、近年では、被害の規模や頻度が拡大しており森林減少、土地の劣化、砂漠化と、いった人為的影響による側面も持った環境問題として認識が高まっています。(環境省HPより抜粋)

日中友好団体「華豊之友」の植林活動

現在、モンゴルは、過放牧や、森林の濫伐により、国土の90%が砂漠化する恐れがあると言われています。
植林活動を行っているシリンホトは、東経116度北緯44度付近、内モンゴル中東部のシリンゴル草原上に位置します。近年、火力発電所の燃料資源である石炭の採掘が盛んに行われており、それに伴い地下水位が低下するなど慢性的な水不足にさらされています。
当該地区の年間降水量は270ミリで、木が大きく育つラインと言われる400ミリを大きく下回っています。華豊之友は、2013年からの10年間で、20万平方メートルの緑化を行い、160万本の植林を行いました。
植林には、雨の少ない乾燥地帯に適した黄柳、楊柴、檸条、松などが使用されています。

参加者の多様性と環境教育

植林活動には、毎年日本から約20名、中国現地から約60名、地元遊牧民約10名、現地中学生20~30名が参加しています。また、シリンホト市の中学校、高校生を対象に環境教育を実施しています。植林活動は、参加者にとって環境問題について学ぶ貴重な機会となっています。

継続的な取り組み

新型コロナウイルスの影響で活動が制限された時期もありましたが、中国現地のメンバーの努力により、植林活動は継続されています。弊社副社長は、「日中友好の架け橋」になるという強い思いを持ち、この活動に携わってきました。今後も、副社長のリーダーシップのもと、この活動がさらに発展していくことが期待されます。